偉大な作曲家達はいかにして作曲を学んだか。 勿論、和声法や対位法をみっちり勉強した作曲家もいますが、 ベートーヴェンのように、ハイドン大先生から出された課題を適当にこなし、それを町の先生に手直しさせて 手直しされたものを清書して大先生に提出していたという不届き者もおります。 そんな不真面目な作曲家も過去の作曲家の作品の研究はぬかりなくやっていたようで 作品の中にはその影響がチラチラと見え隠れするものもあります。 「温故知新」はその影響を指摘するコーナー。 ただし、作曲家自身が「ここは誰の影響を受けました」と言及しているわけではなく 私が密かに「影響を受けたんじゃなかろうか」と思ってた部分を書き出していますので 真偽の程は定かではない事を朱書しておきましょう^^;
| 影響を与えたかもしれない作品 | 影響を受けたかもしれない作品 | 横井の勝手なコメント | 
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| 日本のお囃子 | プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番第二楽章終わりから19小節目〜  | プロコフィエフが日本に来たのは1918年。 この曲の完成は1917年・・あれ?^^;  | 
| バッハ 無伴奏バイオリンパルティータBWV1004 シャコンヌ最後から10小節目  | モーツァルト ドン・ジョバンニ 第二幕 石像とジョバンニの掛け合いのバックに流れる ニ短調のスケール  | 輪廻転生ってあるのだろうか・・ | 
| モーツァルト ドン・ジョバンニ 第二幕 石像とジョバンニの掛け合いのバックに流れる ニ短調のスケール  | ベートーヴェン ピアノソナタOp.57 第3楽章299〜306小節目  | 地獄への誘いと精神の葛藤の苦しみは紙一重 | 
| ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲WoO.80のテーマ  | シューベルト ピアノソナタD.958 第一楽章の冒頭  | 私は時々どちらがどちらだったか混乱する事がある。 | 
| ベートーヴェン ピアノソナタOp.2-1 第三楽章 33〜49小節目  | シューベルト 「さすらい人」のテーマ  | ベートーヴェンのこの部分だけを聴かせると 私の周りではシューベルトの作品と間違える人が多い  | 
| シューベルト アルペジョーネソナタ第一楽章冒頭  | シューマン ピアノ協奏曲第一楽章の動機部分  | 似ている | 
| モーツァルト ピアノソナタK.310(300d)第一楽章 5〜7小節目  | ラフマニノフ 楽興の時Op.16-3 20〜21小節目  | モーツアルトのその部分をラフマニノフの響きで奏すると面白い | 
| バッハ マタイ受難曲 冒頭  | モーツァルト レクイエム 第1曲レクイエムの雰囲気  | 初めてマタイ受難曲を聴いた時、 モーツァルトのCDと間違えて鳴らしたのかと思った。  | 
| モーツァルト 魔笛序曲  | ベートーヴェン ピアノソナタOp.10-2 第3楽章  | ベートーヴェンのこの曲を弾くと興奮する。 | 
| ベートーヴェン ピアノソナタOp.111 第2楽章第3変奏  | ジャズ | この曲を初めてグルダの演奏で聴いた時、 グルダが狂ったかと思ったが、 そうではなくベートーヴェンが革新的だったのだ。  |