この協奏曲の第一楽章冒頭のヴァイオリンを初めて聴いた時 フィンランドという国、土壌、国民性が一瞬にして心に深く入ってきたような気がしました。 厳しい自然、人々の紅い頬、そして気高い心・・・。 氷と雪の世界に、明らかに春を待つ土や植物達を感じる事ができる。 私が「言葉のない音楽」、しかも社会思想を伴なった音楽の洗礼を受けた瞬間でした。 ヴァイオリニストは録音当時21歳のギル・シャハム。 未だこれを超える演奏には出会っていません。 私の愛聴CD:Sibelius/Tchaikovsky: Violinkonzerte Gil Shaham(Vn) / Giuseppe Sinopoli(Con) / Philharmonia Orchestra of London Deutsche Grammophon ↑のチャイコフスキーも世界一の名演(*^^*) 戻る